2015.03.08コラム
適正体重
「最近太り過ぎちゃってね~」
「体重を落とさないといけないんだけど・・」
なんて、会話を良く耳にしますよね。
で、どのくらい減らしたいの?という話になると、 「健康診断で○○㎏~○○㎏の範囲に収めましょうと言われた・・・」とか、 「とにかく10㎏減量が目標!」とか・・・・・
目的が具体的になっているようですが、私には疑問が浮かびます。
私はこんな風にお聞きします。
「ご自分にとってのベスト体重は何キロぐらいなんですか??」
私が意味する「ベスト体重」とは、「自分にとって動きやすく(活発に活動できる)、かつ体力が落ちることもない快適な重さ」の事です。言い換えると、「自分が最もはつらつとした毎日を送れる状態の重さ」です。
つまり、基準は「自分の感覚」です。
適正体重、標準体重など、医学的見地から割り出した体重の概念があります。計算式を使って自分の体重と身長から割り出していくのですが、これは、あくまで目安です。全ての人がそれぞれの全く異なった体質や体格を持っていますし、もっと広げて考えれば、職種、生活状況、年齢、性別などによって条件は全く異なってきます。 「疾病率が下がる」という客観的な判断としての体重管理には良いのでしょうが、個々人の「実感」は全く考えに含まれていません。
毎日、毎日、体重を含めた自分の身体と付き合っているのは「自分」です。
「身体が重いな~」
「膝が痛い・・」
「腹周りが大きくなって動きにくくなってきた」
又は反対に
「体力やスタミナがなくなってきた」
「風邪をひきやすい」
「めまいがする」 など
体重の増減によって感じることは多々あります。
その中で、自分にとって最も健やかで活動しやすいベスト体重というのがあるのです。それを自覚さえしていれば、「体重の自己管理」はもっとしやすくなると考えます。
以前、太り過ぎが原因で、自分のパフォーマンス(芝居)が上手くいかないと思いこんでいる20歳ごろの女性にレッスンしていた時、こんなことを話したことがあります。
「自分が一番快適で、表現体(役者)としても納得できる自分を考えながら、体重と向き合わないとだめよ。○○㎏減・・じゃない。減りすぎてもだめなラインがある。あなたにとって一番ベストな場所(体重)を知ってる?」と話しました。
彼女はとにかく痩せれば全てが上手くいくと思っているようでした。でも、これは大きな間違いです。自分と向き合うことをしなければ、何も変わらないのです。(リバウンドで元に戻ってしまうのがみえています)
過食症、拒食症など、食に対する感覚が麻痺して過度に偏ってしまう場合は、また別の問題が生じますので、心療内科などでのケアが必要となります。しかし、そうでなければ、「自分にとってのベスト体重」を自分で見つけ出すことはそれほど難しくないことだと思います。
「自分を捉え、自分で導き、自分でコントロールする」
これも正にアレクサンダー・テクニークの概念です!
「体重を落とさないといけないんだけど・・」
なんて、会話を良く耳にしますよね。
で、どのくらい減らしたいの?という話になると、 「健康診断で○○㎏~○○㎏の範囲に収めましょうと言われた・・・」とか、 「とにかく10㎏減量が目標!」とか・・・・・
目的が具体的になっているようですが、私には疑問が浮かびます。
私はこんな風にお聞きします。
「ご自分にとってのベスト体重は何キロぐらいなんですか??」
私が意味する「ベスト体重」とは、「自分にとって動きやすく(活発に活動できる)、かつ体力が落ちることもない快適な重さ」の事です。言い換えると、「自分が最もはつらつとした毎日を送れる状態の重さ」です。
つまり、基準は「自分の感覚」です。
適正体重、標準体重など、医学的見地から割り出した体重の概念があります。計算式を使って自分の体重と身長から割り出していくのですが、これは、あくまで目安です。全ての人がそれぞれの全く異なった体質や体格を持っていますし、もっと広げて考えれば、職種、生活状況、年齢、性別などによって条件は全く異なってきます。 「疾病率が下がる」という客観的な判断としての体重管理には良いのでしょうが、個々人の「実感」は全く考えに含まれていません。
毎日、毎日、体重を含めた自分の身体と付き合っているのは「自分」です。
「身体が重いな~」
「膝が痛い・・」
「腹周りが大きくなって動きにくくなってきた」
又は反対に
「体力やスタミナがなくなってきた」
「風邪をひきやすい」
「めまいがする」 など
体重の増減によって感じることは多々あります。
その中で、自分にとって最も健やかで活動しやすいベスト体重というのがあるのです。それを自覚さえしていれば、「体重の自己管理」はもっとしやすくなると考えます。
以前、太り過ぎが原因で、自分のパフォーマンス(芝居)が上手くいかないと思いこんでいる20歳ごろの女性にレッスンしていた時、こんなことを話したことがあります。
「自分が一番快適で、表現体(役者)としても納得できる自分を考えながら、体重と向き合わないとだめよ。○○㎏減・・じゃない。減りすぎてもだめなラインがある。あなたにとって一番ベストな場所(体重)を知ってる?」と話しました。
彼女はとにかく痩せれば全てが上手くいくと思っているようでした。でも、これは大きな間違いです。自分と向き合うことをしなければ、何も変わらないのです。(リバウンドで元に戻ってしまうのがみえています)
過食症、拒食症など、食に対する感覚が麻痺して過度に偏ってしまう場合は、また別の問題が生じますので、心療内科などでのケアが必要となります。しかし、そうでなければ、「自分にとってのベスト体重」を自分で見つけ出すことはそれほど難しくないことだと思います。
「自分を捉え、自分で導き、自分でコントロールする」
これも正にアレクサンダー・テクニークの概念です!
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