2007.01.09コラム
あるある納豆騒動にみる我々の健康観
納豆が全て売り切れ??先日、スーパーのかご一杯に納豆を買い込んでいる人々を発見。「はは~ん。どこかの番組で特集があったのね・・。」そう思っていました。 そうこうするうちに、今回の内容捏造事件の発覚。で、とたんに納豆が売れなくなる・・・。
このようなことは今までにも何度もありますよね。 バナナ、杜仲茶、ゴマ・・・などなど、その都度多くの人がそれに群がる。“~で痩せる” “~で血液がさらさらになる” “~で健康になる” 我々はこういった言葉に非常に弱い。そう、皆、健康を維持したいのです。元気に日々の生活を送りたいのです。しかし、その裏には、「健康を簡単に安易に得たい!」という心理が存在します。だからこの手の広告に振り回されるのです。 勿論、納豆もバナナもそれなりの効果があり、健康維持の為に一役買うことは間違いないでしょう。でも、それらに偏り、バランスが欠ければ元も子もないのではないのでしょうか?ピンポイントでしか物事を観察できなくなって、 とにかく手っ取り早く目的に到達したい傾向が見て取れます。アレクサンダー・テクニークのレッスンの中でも、こういった考え方に直面することが頻繁にあります。皆、とにかくすぐ効果を期待していて、即効何かしらの変化を確認できないと諦めてしまうのです。 「腰が痛いので何とかしたい」「首の違和感から開放されたい」など・・それぞれの人が特に重視する問題点は異なります。それに対する直接的な解決策をすぐに得ることができないことに、イライラしてしまうのです。
でも、ちょっと考えてみて欲しいのです。人間の身体(身も心も)はそんなに単純ではないのでは?その部分のみを改善しようとしても、結局は他の部分が関与してきます。あなた全体を視野に入れてからその部分を捉えなければ、何も解決しないのでは? 首に問題点を抱えているのなら(例えば、頚椎にゆがみがある)、その歪みを専門家に戻してもらったら良い、というわけではありません。首の歪みはあなた自身の全身の使い方が関わっています。歪みを強固なものにし、それに伴う痛みを増長しているのは、 あなた自身が無意識に行っている日頃の活動(習慣)の繰り返しなのです。
このテクニックは、決して部分のみを対象としていません。人全体が、如何に上手く機能していくかに対してじっくりとアプローチしていくことに大きな重点が置かれています。
理論の中に、“end-gaining”“means whereby”という考え方があります。つまり、結論に急ぐな。そこに至るまでの過程を重視しよ。」ということです。Primary Control(首、頭、背中の関係性)をベースとして、 全身(身も心も)にアプローチしていく過程を大切にしなければ、問題の根本的な解決(結論)には至れないということです。
皆、健康になりたい!元気になりたい!でも、ピンポイントで物事を見ることをそろそろ止めてみませんか?
このようなことは今までにも何度もありますよね。 バナナ、杜仲茶、ゴマ・・・などなど、その都度多くの人がそれに群がる。“~で痩せる” “~で血液がさらさらになる” “~で健康になる” 我々はこういった言葉に非常に弱い。そう、皆、健康を維持したいのです。元気に日々の生活を送りたいのです。しかし、その裏には、「健康を簡単に安易に得たい!」という心理が存在します。だからこの手の広告に振り回されるのです。 勿論、納豆もバナナもそれなりの効果があり、健康維持の為に一役買うことは間違いないでしょう。でも、それらに偏り、バランスが欠ければ元も子もないのではないのでしょうか?ピンポイントでしか物事を観察できなくなって、 とにかく手っ取り早く目的に到達したい傾向が見て取れます。アレクサンダー・テクニークのレッスンの中でも、こういった考え方に直面することが頻繁にあります。皆、とにかくすぐ効果を期待していて、即効何かしらの変化を確認できないと諦めてしまうのです。 「腰が痛いので何とかしたい」「首の違和感から開放されたい」など・・それぞれの人が特に重視する問題点は異なります。それに対する直接的な解決策をすぐに得ることができないことに、イライラしてしまうのです。
でも、ちょっと考えてみて欲しいのです。人間の身体(身も心も)はそんなに単純ではないのでは?その部分のみを改善しようとしても、結局は他の部分が関与してきます。あなた全体を視野に入れてからその部分を捉えなければ、何も解決しないのでは? 首に問題点を抱えているのなら(例えば、頚椎にゆがみがある)、その歪みを専門家に戻してもらったら良い、というわけではありません。首の歪みはあなた自身の全身の使い方が関わっています。歪みを強固なものにし、それに伴う痛みを増長しているのは、 あなた自身が無意識に行っている日頃の活動(習慣)の繰り返しなのです。
このテクニックは、決して部分のみを対象としていません。人全体が、如何に上手く機能していくかに対してじっくりとアプローチしていくことに大きな重点が置かれています。
理論の中に、“end-gaining”“means whereby”という考え方があります。つまり、結論に急ぐな。そこに至るまでの過程を重視しよ。」ということです。Primary Control(首、頭、背中の関係性)をベースとして、 全身(身も心も)にアプローチしていく過程を大切にしなければ、問題の根本的な解決(結論)には至れないということです。
皆、健康になりたい!元気になりたい!でも、ピンポイントで物事を見ることをそろそろ止めてみませんか?
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