2016.12.01コラム
腑に落ちる
様々な考え、思考、アイデア・・・・
我々は、常時自分の中で何かを考え、感じ、行動を伴う自己決定をしています。
しかし、全ての事がいつも明確に理解できたり、決定的な判断を下せるわけではありません。「なんとなく・・」理解し、行動していることも多いように思います。
そんな中で、ふと・・「そうか!そういうことなんだよね!!」と深く納得がいく瞬間があります。正に「腑に落ちる瞬間」ですね。
*この「腑」という字は、はらわた、内臓を示します。「頭脳で理解できた」というよりは、「身体の深い感覚に染み込んでいく」ような納得の瞬間を表します。
この「腑に落ちる瞬間」が非常に面白い!と最近特に感じています。
疑問を解決しようと答えを必死に追い求めても、なかなか手中にすることができず、ずっと「なんとなく・・」疑問を抱えていることがあります。しかしある時、予想していなかった瞬間に糸口が見えてくることがあります。様々な物事に出合いながら、考え、感じ、思考が整理されるという事なのでしょう。力が抜け、「ふと・・」以前から抱いていた疑問に対して、深い理解の滴がぽたりと「腑」に染み込んでくるのです。
それが起こるのは、歩いている時かもしれないし、本を読んでいる瞬間かもしれない。はたまた、仕事中だったり、電車の中で吊革を持ちながら揺られている時かもしれない。予想できない瞬間に起こるのです。
実は最近、何十年も前に読んだ本が、現在の私の思考と繋がり、深く深く自分の中に染み込んでくる体験をしました。その当時、興味があったからこそ読んだ本だったにもかかわらず、全く理解できませんでした。しかし、今現在の自分が惹かれることと、どこかで深く繋がっていたのです。回り回って、目の前に現れたのです。そして、深い理解とともに、納得し、満たされる感覚を得ました。
この例は、非常に明確な気づきかもしれませんが、大なり小なり我々は常に感じていることだと思います。
テクニークのレッスンの中でも、「あれ?いつもと違うんだけど・・・???どうして?」と言いながら、「あっ、そうだったのね!」と納得してしまう瞬間があります。自分の感覚の中で、妙に納得してしまうのです。頭でっかちにあれこれと考えて理解するのとは異なった次元で、身体に、感覚に、じわっと染み込んでくるのです。こういった気づきは非常に深く、その後揺らぐことはありません。「レッスンが面白い!」と感じられるのは、このような瞬間があるからだろうと思います。
様々なことを学び理解しようと模索し続けることが「生きる」ことです。しかし、がむしゃらにもがくだけでは得られないことも多いものです。深い理解が訪れる、その貴重な瞬間を逃さないように、力を抜いて前進していくことも重要なのだと感じています。
「腑におちる」瞬間に出合うのを楽しみにしつつ、
日々淡々と精進していくことが重要なのかもしれませんね(笑)。
我々は、常時自分の中で何かを考え、感じ、行動を伴う自己決定をしています。
しかし、全ての事がいつも明確に理解できたり、決定的な判断を下せるわけではありません。「なんとなく・・」理解し、行動していることも多いように思います。
そんな中で、ふと・・「そうか!そういうことなんだよね!!」と深く納得がいく瞬間があります。正に「腑に落ちる瞬間」ですね。
*この「腑」という字は、はらわた、内臓を示します。「頭脳で理解できた」というよりは、「身体の深い感覚に染み込んでいく」ような納得の瞬間を表します。
この「腑に落ちる瞬間」が非常に面白い!と最近特に感じています。
疑問を解決しようと答えを必死に追い求めても、なかなか手中にすることができず、ずっと「なんとなく・・」疑問を抱えていることがあります。しかしある時、予想していなかった瞬間に糸口が見えてくることがあります。様々な物事に出合いながら、考え、感じ、思考が整理されるという事なのでしょう。力が抜け、「ふと・・」以前から抱いていた疑問に対して、深い理解の滴がぽたりと「腑」に染み込んでくるのです。
それが起こるのは、歩いている時かもしれないし、本を読んでいる瞬間かもしれない。はたまた、仕事中だったり、電車の中で吊革を持ちながら揺られている時かもしれない。予想できない瞬間に起こるのです。
実は最近、何十年も前に読んだ本が、現在の私の思考と繋がり、深く深く自分の中に染み込んでくる体験をしました。その当時、興味があったからこそ読んだ本だったにもかかわらず、全く理解できませんでした。しかし、今現在の自分が惹かれることと、どこかで深く繋がっていたのです。回り回って、目の前に現れたのです。そして、深い理解とともに、納得し、満たされる感覚を得ました。
この例は、非常に明確な気づきかもしれませんが、大なり小なり我々は常に感じていることだと思います。
テクニークのレッスンの中でも、「あれ?いつもと違うんだけど・・・???どうして?」と言いながら、「あっ、そうだったのね!」と納得してしまう瞬間があります。自分の感覚の中で、妙に納得してしまうのです。頭でっかちにあれこれと考えて理解するのとは異なった次元で、身体に、感覚に、じわっと染み込んでくるのです。こういった気づきは非常に深く、その後揺らぐことはありません。「レッスンが面白い!」と感じられるのは、このような瞬間があるからだろうと思います。
様々なことを学び理解しようと模索し続けることが「生きる」ことです。しかし、がむしゃらにもがくだけでは得られないことも多いものです。深い理解が訪れる、その貴重な瞬間を逃さないように、力を抜いて前進していくことも重要なのだと感じています。
「腑におちる」瞬間に出合うのを楽しみにしつつ、
日々淡々と精進していくことが重要なのかもしれませんね(笑)。
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