2019.10.23What's NEW
ストレス = 「生きること」
我々にとっての毎日は、様々なことに直面し、その解決案を考え、対応する・・・それを繰り返すことです。
つまり、ストレス(刺激)は生きていく上では避けられないものです。また、それが無ければ「成長できない」ということも忘れてはいけません。
・重力を受けることで身体には負荷がかかり、筋力を維持することができる。
・負荷をかけなければ、骨も成長せず、強度を維持することもできない。
・身体を十分に動かし、刺激を与えることで、運動感覚を育て、バランス感覚などを養う。
・辛い苦しい体験をし、乗り越えたとき、自己達成感・自己肯定感を得ることができる。
・辛い苦しい体験をしたことで、他者の心を深く理解することができるようになる。
・重荷になる課題が課せられた時、自分も気付いていなかった能力を発揮できるようになる。
・失敗をすることで、次の課題を見つけることができる。
・・・(ほんの数例ですが・・)
身体的にも精神的にも、様々なストレスが我々の新しい局面を開拓し、成長させてくれる一因であることは疑いの余地もありません。(全くストレスのない毎日があるとすれば、味気の無い、刺激のない、成長の無い、どんよりとした日々になるでしょう。)
しかし、あまりにも巨大なストレスに出会った場合、それを受け止められず、打ちひしがれ、病を引き起こしてしまうこともあります。「頑張ろう!」だけでは到底超えられない壁もあります。
その時に特に大切になってくるのが、『自分の使い方に目を向けることができるかどうか』ではないかと考えます。
自分は今どういった状況なのか?
どんなふうに反応しているのか?
身体は、心はどうなっているのか?
そして
どのように反応していけばいいのか?
物事の見方を変えることができるか?
何をどう決断していけばよいのか?
などなど・・・
巨大なストレスに飲み込まれている自分を「客観的に見ること」。
この手立てに気付くことができれば、次の段階に足を進めることができるはずです。
勿論、簡単なことではありません。
自分自身ではどうすることもできず、他者のサポート・支援が必要なときがあります。「助けて欲しい」と表現することも、必要だと思う援助を探すことも大切です。
※アレクサンダー・テクニークのレッスンに訪れる方々は、身体的・精神的様々な問題を抱えていらっしゃいます。ご本人自身が自覚していたり、無自覚だったり様々ですが、全てが動きや姿勢、筋肉の過剰な硬直など身体面にも現れます。そのいびつな状態に気付き、自分の動きや反応などに真摯に向き合うことを繰返しながら、ストレスとの上手な付き合い方に気付くようになっていきます。
ストレスは必ず、絶え間なく自分に向かって飛んできます。それにどう対応するか・・そのアイデアを持つことができれば、ストレスを成長の糧とすることができ、また辛い状況を減らすことにも繋がります。
①身近な解決可能なストレスを上手く利用することで成長し、刺激的な生き生きとした毎日を過ごすこと。
②自分にとって重荷になる大きなストレスに直面した時は、「自分の使い方」を客観的に見つめ、対応策を考えて反応していくこと。
この両輪を上手く稼働させながら生きていくことが、我々にとって重要なことなのかもしれません。
ストレスと上手く付き合うこと
これが『生きること』なのかもしれませんね。
皆さんの健やかな毎日を心からお祈りしています。
P.S.~災害によって大変な思いをされている方々へ
平穏な日々が一日でも早く訪れることを、心から、心から願っています。
どうぞ声を上げ、サポートを求めてくださいね。
大きなストレスに向き合うために・・・。
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