2014.08.01コラム
負荷の分散 痛みを軽減するために
「負荷」というとトレーニングなどの際にかける特別なものだと考えがちですが、実は、我々の身体には常に!負荷がかかっています。
重力は当然の事ですが、それだけでなく、活動すればするほど動きの中から生まれる負荷が全身にかかってきます。 単に歩く場合でも、自分自身の重さを運びながら空間を移動し、 また運動(ジャンプなど、更に複雑な高度な動き)をすれば、直立している時の数倍の重さがかかり、 日常では、重い荷物を持ち上げたり、子供を抱きかかえたりする際も、自分の重さ以上の負荷を抱え込みながら活動しています。
これらの負荷が我々の筋肉量を維持し、活動するためのパワーとなっているのですが、一方で上手く自分自身を使えていない場合は、 身体のどこかに負荷(重さ)が偏り、必ずいつか、どこかに「痛み」などとして表に現れてきます。
テクニークのレッスンの中で、「負荷の分散」という言葉を私は頻繁に使います。 テクニークの学習は「自分全体(心含む)を上手く効率よく機能させていくこと」を学ぶことです。 その中で「自分にかかってくる負荷を上手く分散させること」を学ぶことでもあるのです。
重いものを持ち上げる時は尚の事ですが、座ったり、立ったりなどの単純な活動でさえも、「自分全体を効率よく上手く使う」事が 「それぞれの関節にかかる負荷を分散させ、全体として上手くコントロールすること」に繋がってくるのです。 それによって、膝や腰などなどに偏っている負担が軽減します。
テクニークのレッスンはこれらの痛みをとることを主な目的としていませんが、 「痛みがましになる・・」と答えられる方々が多いのは、その為です。
我々は地球上で活動し、重力がなければ直立することすらできません (宇宙空間で生活する宇宙飛行士の状況を思い浮かべるとよくわかりますよね)。 負荷がなければ筋力も低下し、人間というものの形さえも違うものになってしまうかもしれません。 よって、「負荷を減らす・・」と考えるのでははなく、「負荷を上手く処理する」ことを考え、 日々活動していくことが必要なのではと思います。
関節の可動域、バランス、重心、筋力などなど・・・・「痛み」を軽減するために考えられた様々な方法論に多くのヒントがありますが、 残念なことに、部分的な観点で捉えているものがほとんどのように感じます。 「部分的な能力アップ」で全てが解決するというのは、あまりにも疑い深いものです。
しかし、弱った部分を強化する際に、負荷を分散させながら自分全体を視野に入れてトレーニングを行うことができれば、 非常に質の高い全体を使う際に有効な筋力がつくことになります。 それをせず部分的な能力アップを狙えば、逆に故障を引き起こすことになるでしょう。
(筋力強化に精を出したにもかかわらず、逆に上手く使いこなせなくなってしまうアスリートなどは、その典型的な例です)
「自分自身全体がどう機能し、どう活動していくのか?」をベースの考えとして、「負荷」について考えてみては如何でしょうか?
腰が痛い方、膝が痛い方、どこかが上手くいかない方・・・・
ご自分を上手く使えていますか?
自分にかかる負荷(重さ)を上手くコントロールできていますか?
重力は当然の事ですが、それだけでなく、活動すればするほど動きの中から生まれる負荷が全身にかかってきます。 単に歩く場合でも、自分自身の重さを運びながら空間を移動し、 また運動(ジャンプなど、更に複雑な高度な動き)をすれば、直立している時の数倍の重さがかかり、 日常では、重い荷物を持ち上げたり、子供を抱きかかえたりする際も、自分の重さ以上の負荷を抱え込みながら活動しています。
これらの負荷が我々の筋肉量を維持し、活動するためのパワーとなっているのですが、一方で上手く自分自身を使えていない場合は、 身体のどこかに負荷(重さ)が偏り、必ずいつか、どこかに「痛み」などとして表に現れてきます。
テクニークのレッスンの中で、「負荷の分散」という言葉を私は頻繁に使います。 テクニークの学習は「自分全体(心含む)を上手く効率よく機能させていくこと」を学ぶことです。 その中で「自分にかかってくる負荷を上手く分散させること」を学ぶことでもあるのです。
重いものを持ち上げる時は尚の事ですが、座ったり、立ったりなどの単純な活動でさえも、「自分全体を効率よく上手く使う」事が 「それぞれの関節にかかる負荷を分散させ、全体として上手くコントロールすること」に繋がってくるのです。 それによって、膝や腰などなどに偏っている負担が軽減します。
テクニークのレッスンはこれらの痛みをとることを主な目的としていませんが、 「痛みがましになる・・」と答えられる方々が多いのは、その為です。
我々は地球上で活動し、重力がなければ直立することすらできません (宇宙空間で生活する宇宙飛行士の状況を思い浮かべるとよくわかりますよね)。 負荷がなければ筋力も低下し、人間というものの形さえも違うものになってしまうかもしれません。 よって、「負荷を減らす・・」と考えるのでははなく、「負荷を上手く処理する」ことを考え、 日々活動していくことが必要なのではと思います。
関節の可動域、バランス、重心、筋力などなど・・・・「痛み」を軽減するために考えられた様々な方法論に多くのヒントがありますが、 残念なことに、部分的な観点で捉えているものがほとんどのように感じます。 「部分的な能力アップ」で全てが解決するというのは、あまりにも疑い深いものです。
しかし、弱った部分を強化する際に、負荷を分散させながら自分全体を視野に入れてトレーニングを行うことができれば、 非常に質の高い全体を使う際に有効な筋力がつくことになります。 それをせず部分的な能力アップを狙えば、逆に故障を引き起こすことになるでしょう。
(筋力強化に精を出したにもかかわらず、逆に上手く使いこなせなくなってしまうアスリートなどは、その典型的な例です)
「自分自身全体がどう機能し、どう活動していくのか?」をベースの考えとして、「負荷」について考えてみては如何でしょうか?
腰が痛い方、膝が痛い方、どこかが上手くいかない方・・・・
ご自分を上手く使えていますか?
自分にかかる負荷(重さ)を上手くコントロールできていますか?
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